2019年8月31日土曜日

オーストリア>ウィーン>美術史博物館(ハプスブルク家が収集した膨大なコレクション)

歴代皇帝の膨大なコレクションが集まった美術史博物館。
教科書などで見る有名絵画が沢山あり、「あ、見たことある」という絵の連続だった。その中でも、ベラスケス作の皇帝一家肖像画コレクションや、ルーベンスの作品、ブリューゲルの作品がとても多かった印象。

見学には、日本語オーディオガイドは絶対必要【€3.5別途発生】で、出来れば事前にガイドブックで自分の観たい絵画がどこにあるかを確認しておかないと、見過ごすことになる。
残念なのは、限られた時間で観たい絵画を観るにはとても見づらかったこと。今まで多くの国の大きな美術館に行って来たが、一番効率的には周れなかった。
オーディオガイドと一緒に渡される収蔵作品リストは、超有名絵画もそうでない絵画も同じように一覧に描いてある。聞いたことのある画家名がずらりと並び、英語の絵画名など分からないし、レイアウト表にもなっていないので、このリストを手掛かりにするのは諦めた。部屋に入って関心のある絵があれば、その前に行って番号を確認し、オーディオガイドで聞くことにした。見落としをなくすには、全部屋に足を踏み入れ、絵を観て関心あるないを判断するしかない。
収蔵品の多さ、1点1点が隣の絵にくっついていないゆとりある飾り方、座って観られる椅子の多さとその座りごごちの良さは、逆に今まで訪れた国の大きな美術館の中で最もお客さん目線だった気もする。

2階のカフェは美しく、絵画鑑賞の気分を保ったまま飲食ができるので、是非休んだ方がいい。

【入館料:15ユーロ、王宮宝物館とのセットチケットは20ユーロ】
(おススメ度★★★)

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■外観

マリア・テレジア像が入口手前に佇んでいる

■博物館入口
正面階段から2階を見る

 左右にある階段の左側


正面階段を上がったところにある、クリムトの絵
(円柱の内側、左に古代ギリシア美術の女神、右に古代エジプト美術の女神)

踊り場の彫像


■内部の様子







■収蔵品の一部(フラッシュをたかなければ撮影可能)
 
ラファエロ「草原の聖母」

ジュゼッペ・アルチンボルド「夏」

カラヴァッジョ「ロザリオの聖母」

ベラスケス「薔薇色のドレスの王女マルガリータ」

ベラスケス「白いドレスの王女マルガリータ―」

ベラスケス「青いドレスの王女マルガリータ―」

ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン「マリーアントワネット」

ヤン・ブリューゲル(父)「花」

ルーベンス「扇をもつ女性(旗をもつ女性)」

フェルメール「絵画芸術」

ストリゲル「皇帝マクシミリアン1世と家族」

ルーベンス「四大陸」

デューラー「ヴェネツィア婦人の肖像」

■その他耳より情報
 ブリューゲルの「バベルの塔」などの絵画は、3階?の別料金(€5)がかかる特設会場内に飾ってある。人数制限があり、15分毎か30分毎の入場なので、絶対に観たい人は先に受付した方がいい。(会場前にチケット売場あり)
(2018年10月時点)

オーストリア>ウィーン>マリア・テレジア像(空に映える女帝像)


リンクの外に、美術館博物館と自然史博物館の間に巨大に佇む、マリア・テレジア像がある。壮大な外観の両博物館の真ん中に、負けない圧倒的な存在感で座っている。

写真を撮るには、像に影が出てしまう太陽が真上にある正午あたりを避けて、10時頃や15時以降が良いと思った。(以下は、正午あたりの写真。。。)

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像の左側(奥の建物は自然史博物館)

像の右側(奥の建物は美術史博物館)

(2018年10月時点)

2019年8月30日金曜日

オーストリア>ウィーン>レストラン(名物と歴史を味わう)

大都市でお店がいっぱいあり、わずかな日数で旅行した私がどうこうは言えないけれど、
良かったので一例としてご紹介。

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■シュニッツェルをお手軽に食べるなら「LUGECK」
・有名店のフィグルミュラーは、1時間以上並ぶので予約をした方がいい。
・急に気分で行きたくなった場合は、フィグルミュラー姉妹店のルーゲックがおススメ。少し価格も抑えて同じ味が味わえる。
公式サイト
 こんな日本語ページ発見 

シュニッツェルとサラダとビールで25ユーロ/人

■1500年開業のウィーン最古のレストラン「Griechenbeisl」(グリーヒェンバイスル)
・モーツァルトなどのサインもあるという歴史的なお店と聞いたので行ってみた。
・建物の外観や内装に、歴史を感じる。
・味も美味しかった。
・日本語を覚えようと声を掛けてくる店員さんが可愛らしかった。
公式サイト (日本語ページあり。ネット予約可)

お店おススメの料理を4品+飲み物で37ユーロ/人

お店の入口


店内の様子


■ビール会社直営のビアレストラン「Gossoer Bierklinik」(ゲッサー・ビーアクリニーク)
・地元のビールを飲んでみようと入ってみた。
・リーズナブルでつまみながらビールを飲むのには丁度いい。
公式サイト
 参考ページ

前菜3品とビールで14ユーロ/人

お店の入口

店内の様子

(2018年10月時点)

オーストリア>ウィーン>カフェ(美術史博物館内カフェでセレブ気分)

美術史博物館の内部にあるカフェ。大理石の柱や床、繊細な彫刻の施された天蓋の下で、セレブになった気分で味わえる。席は間を空けて配置されている。落ち着いて話が出来る。

軽食の提供開始は11時から。ケーキはいつでも可。
混むのでとガイドブックにあったので、美術史博物館10時開館と同時に入店して、ブランチを食べようと考えたら、軽食の提供開始は11時からだった
(土日であれば10時から朝食も味わえるらしい。)
(木曜日夜はビュッフェ形式のディナーが提供されている。)
(おススメ度★★)

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チーズケーキを注文

店内の様子



2階(美術史博物館内通路)から見た景色
(2018年10月)

オーストリア>ウィーン>カフェ(「ザッハー」と「デーメル」でザッハートルテを食べ比べ)

ウィーンに来たからにはザッハトルテを食べ比べなくてはと、「ザッハー」と「デーメル」に行ってみた。

チョコレートケーキのザッハトルテは、元々はザッハーが考案したケーキであったが、1962年までの約10年間にトルテ戦争と言われる、「オリジナル」という標示を巡る法廷闘争が2店の間で繰り広げられたことで知られている。

両店の違いは、杏のマーマレードの有無と添えられた生クリームの甘さ、かなと思う。杏のマーマレード入りの「ザッハー」の方が私は美味しいと思った。
(おススメ度★★★)

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■ザッハー(5つ星ホテル「ホテル・ザッハー」内のカフェ)
・夕方17時近くに行ったにも関わらず、すごい行列で1時間近く待った。ウェイティングリストは用意されていないので、列の最後尾に並んで最前列近くなったら初めて店員さんから何人かを聞かれる。
絶対に2階席がおススメ。
1階と2階では店内の雰囲気が全く異なるし、1階は待っている人の姿も見えてガチャガチャしていて落ち着かない。この日は寒くてドアの開け閉めの影響で空調も効いていなかったので、寒いから上の席がいいと言って、2階席にしてもらった。


杏マーマレード入りのザッハトルテ

2階席

 ※1階席の様子(前回訪問時)⇒ ザッハトルテの競演


■デーメル(エリザベートもお気に入りだった老舗ケーキ屋)
・14時近くに行った。並んでいたが、20分弱ほどで入れた。
・軽食はそんなに高くない。
・ザッハトルテは、ザッハーよりも、細くて長い。

ザッハトルテ

(2018年10月時点)

2019年8月29日木曜日

オーストリア>ウィーン>ベルヴェデーレ宮殿(世界最大のクリムトコレクション)

プリンツ・オイゲン公の夏の離宮だったベルヴェデーレ宮殿。この方は、トルコ軍からウィーンを救った英雄で、1600年代後半から1700年代前半を生きた方。

クロワッサンは、三日月の形をしているが、1683年にウィーンの街を包囲したトルコを追い払う願いを込めて、あるいは追い払った勝利祝って出来たパンという説がある。三日月はトルコの国旗にあるので。。。オイゲン公がウィーンを救ったのがこの戦いなのかな?

宮殿は、上宮(オーストリア絵画を展示した美術館)と下宮(オイゲン公の居室展示やギャラリー)からなり、間にある庭園も見事。
この日は天気が良くなかったので曇天で、且つ季節も秋から冬に向かっているので花は咲いていなかったけれど、夏に行くと綺麗らしい。
【入館料:上宮€15、下宮€13、上下セットで€20】
(おススメ度★★)

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■上宮
外観
横から

正面から(前にイベント用温室の残骸が。。。)


南側の人工池

南側に広がる芝生

庭園から見た全景

内部
入口

階段を上って見学開始

2階のかつて車寄せだったと思われる場所

天井



展示スペース

ナポレオンの有名な絵がここにあった!

最後の皇帝夫妻の肖像

クリムトの絵

「接吻」はとても大きな絵だった

■庭園
上宮から見た全景


 庭園南側から進む





■下宮
庭園真ん中から見た下宮

近影

入口

(2018年10月時点)