円錐形の巨大な花崗岩の塊は、8世紀に大天使「ミカエル」が降臨したという聖なる地。
ここに、8世紀前半に小聖堂が建立され、その後966年にベネディクト会の修道院が置かれて徐々に大修道院になっていった。増築は18世紀まで続いた。
かつては干満の差が激しく、満潮時には周囲900mの小島は海に囲まれた。
そのため、14世紀には城塞として利用されたり、18世紀には監獄に転用されたりした。修道士が戻ったのは、1966年のこと。
修道院なので色遣いは抑えていて荘厳な感じ。特異な環境なので一度は訪れる価値があるけれど、2回目はないかな。。。
(おススメ度★★、世界遺産)
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ハイライト(絵葉書から)
食堂
修道院上にあるミカエル像
すぐそばの駐車場でバスを降りる。
入口
修道院までの唯一の道。両側にお土産物屋やレストランが並ぶ。
坂を上っていく途中の景色
修道院
入口
外観
尖塔
聖堂正面(上部)
聖堂の内陣(15-16世紀に建てられたゴシック様式)
西棟の回廊
建物から外を望む。満潮だとすべて水で覆われているとのこと。
食堂
貴賓室
大車輪(中世の工事現場で使われた貨物昇降機の復元)
騎士の部屋(修道士が写本や細密画の制作をした作業場)
出口に向かう途中
出口で咲いていた花
◆補足情報
昔は、満潮になるとモンサンミッシェルに通じる道が消え、波にのまれた巡礼者が多くいた。そのため、安全に巡礼ができるように堤防道路が作られ、陸地と結ばれた。しかし、今度は堤防のために砂が堆積してしまい、モンサンミッシェルが海水で囲まれる姿を見ることは稀となってしまった。
そこでフランス政府は元の姿に戻すため、新しく橋をつくり、堤防道路を解体することに。2015年夏頃に工事完了予定らしい。
私が行ったのは2008年。かなり干上がった感じだった。
⇒日テレニュース
◆入館時いただいた施設資料
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