2015年9月4日金曜日

インド>アーグラ>タージ・マハル(世界一美しい霊廟)

ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンは、妻のムムターズ・マハルに一目ぼれし、遠征にも同行して片時も離さなかった。その妻が36歳の若さで亡くなってしまうと、一夜にして髪が白に変わったほど悲しんだという。(その時、皇帝は39歳くらい)

そこで、亡き妻の霊を慰めるために建てた霊廟がタージ・マハル。約100m四方の壇の上に、4本のミナレットと八角形の霊廟が建つ。1632年に着工し、22年の歳月をかけて1654年に完成した。白大理石に世界各地から集めた貴石がちりばめられ、国家財政を破たんしかねないほどの費用がかかった。

建てたシャー・ジャハーン帝は、ヤムナー川を挟んだ対岸に、タージ・マハル廟と同じ形で黒大理石による自分のための廟をたて、2つの廟の間に橋をかける計画を持っていた。しかし、晩年に息子に帝位を奪われ、タージ・マハル廟が見える塔に幽閉されて7年間を過ごし、74歳で亡くなった。

内部(撮影禁止)には、シャー・ジャハーン帝と妻の棺が並んでいるだけで、他に調度品などはなくがらんとした印象。

(おススメ度★★、世界遺産)

◆=================================================================◆

チケット売場

入口から霊廟へ向かう

タージ・マハル門
 

タージ・マハル








丘の上のカフェから見たタージ・マハル


0 件のコメント:

コメントを投稿