2015年7月16日木曜日

ギリシア>オリンピア>オリンピアの考古遺跡(オリンピック発祥の地)

アテネから西へ190km、クロノスの丘の麓に広がるオリンピアは、紀元前2000年頃からギリシア神話のゼウスを祀る神域だった。紀元前8世紀頃からはゼウスへの奉納競技が始まり、これがオリンピックの起源となった。

神々を祀る聖域と、競技が行われる場所が区分けされていた。最も古い建物は、紀元前600年頃に建てられたヘラ神殿(聖火採火式が行われる)、最も重要なゼウス神殿は紀元前460年頃に建てられた。

ローマ皇帝の異教禁止令により、紀元393年に古代オリンピック競技は廃止され、オリンピアの建造物は破壊された。更に、度重なる洪水と6世紀に発生した地震により、すべて倒壊した。

今は、オリンピック開催前に、古代ギリシアの巫女に扮した人々が聖火を採火する場所になっている。

(世界遺産、おススメ度★★)

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遺跡全体図
 
・右上の赤い長方形(途中で切れている)が、スタディオン
・中央の白い長方形が、ゼウス神殿
・ゼウス神殿の上にあるのが、ヘラ神殿
・ゼウス神殿の下にあるのが、評議員会室
・左下のほぼ正方形(中央が空いている)が、貴賓客用の宿泊施設
・宿泊施設の上にあるのが、ゼウス神像を制作した工房跡
 

体育館


工房跡

貴賓客用の宿泊施設

ゼウス神殿

神殿復元図

ヘラ神殿

聖火を採火する場所(ヘラ神殿の前)


スタディオンはこちらに掲載
http://yappaitaly.blogspot.jp/2015/07/blog-post_75.html

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