2015年5月27日水曜日

イタリア>フィレンツェ>サン・ロレンツォ教会(メディチ家が寄進した最高の宗教建築)

4世紀に創建され、13世紀半ばブレネレスキの設計で再建された最初のルネッサンス建築の一つ。レンガ造りのファサードがシンプルすぎて目立つが、大理石の産地を巡る対立で未完成となったから。

ミケランジェロの設計による、図書館への階段は重厚感があって見事。
メディチ家の膨大な蔵書をおさめたラウレンティアーナ図書館、ドナテッロ作の説教壇など、見どころもたくさん。
接続されている君主の礼拝堂やメディチ家の霊廟も圧巻。(別ページに記載)

(フィレンツェの歴史地区として世界遺産登録されている文化遺産の一つ。おススメ度★★★)

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外観
未完の正面


中庭
回廊

図書館入口の階段(ミケランジェロの設計)


◆開館
 10:00-17:00(3月~10月の日曜日は13:30-17:00)
 11月~2月の日曜日は閉館。

◆入場料
 3.5ユーロ(2011年)

2015年5月25日月曜日

イタリア>フィレンツェ>ピッティ宮殿とパラティーナ美術館1(トスカーナ大公の宮廷とコレクション)

15世紀後半、フィレンツェの大商人、ルーカ・ピッティが造らせた私邸。その後、メディチ家のコジモ1世の妃が買い取って改修した。1859年までは歴代のトスカーナ大公が住む宮殿となった。
横方向に大きく、重々しくシンプルな外観で、圧倒的な存在感をはなつ。

2階にあるパラティーナ美術館は、歴代トスカーナ大公のコレクションを公開している。ルネッサンスからバロックにかけての選りすぐりの作品が収められている。ラファエロやティッツィアーノの作品には傑作が多く、ラファエロのファンには必見。

(おススメ度★★★)

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外観




入口入ってすぐの中庭


2階のパラティーナ美術館へ

窓から見える、ボーボリ庭園の眺め



窓から見える、市内中心部の眺め

踊り場


美術館内は撮影禁止
名作がたくさんある。 例えばこんな感じ

ラファエロ「小椅子の聖母」

ラファエロ「大公の聖母」

ティッツィアーノ「マグダラのマリア」

フィリッポ・リッピ「聖母子」


◆開館
 8:15-18:50
 休み:月曜日、1/1、5/1、12/25

◆入場料
 共通券(美術館と⇒12ユーロ)(ボーボリ庭園等と⇒10ユーロ)など。。。(2011年)

イタリア>フィレンツェ>ボーボリ庭園1(イタリア式庭園の傑作)

ピッティ宮殿裏手にあるボーボリ庭園。メディチ家がピッティ宮殿を購入した後に造園された。
16世紀中頃の着工で、約3世紀の間手直しが続けられ、現在の形になった。

4万5000㎡の敷地に、円形の劇場、人工の池や小島、人工洞窟、数百の大理石の像が配置された、典型的なイタリア式庭園。
(おススメ度★★)

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入口

ピッティ宮殿を背に庭園が始まる




少しずつ丘をのぼって、ピッティ宮殿を振り返るとこんな感じ



丘の上にある陶磁器博物館



また丘を降りて出口へ




◆開館
  8:15-時期によって(多分日没で)異なる。一番早くて16:30まで。
◆入場料
  9ユーロ(2011年)

イタリア>フィレンツェ>陶磁器博物館(ヨーロッパ上流階級の陶磁器が勢揃い)

ボーボリ庭園の坂をのぼり切ったところにある、陶磁器博物館。可愛らしい外観と簡素な内部に、あまり重要そうなものが飾られていない気がする。
しかし、メディチ家と婚姻関係にあった、ロレーヌ家、ブルボン家、サヴォイア家の優雅な磁器コレクション、ナポレオン皇帝から贈られたセーヴルの一式、マイセン、ジノリなどが収蔵されている。
(陶磁器好きにはおススメ度★)

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外観

収蔵品の一部






◆開館
 ボーボリ庭園と同じ

◆入場料
 ボーボリ庭園と共通

2015年5月24日日曜日

イタリア>フィレンツェ>ウフィツィ美術館2(ルネッサンス絵画の宝庫)

ウフィツィとは、イタリア語で事務所を意味する。
メディチ家のコジモ1世が、トスカーナ大公国の行政機関を1つにまとめようと1580年に建てたが、今はメディチ家歴代当主が蒐集した膨大な美術品を集めた美術館になっている。
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」や「春」等の、ルネッサンス絵画の至宝が有名。
(フィレンツェの歴史地区として世界遺産登録されている文化遺産の一つ。おススメ度★★★)

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外観(左右が美術館で、正面はヴェッキオ宮殿)

絵画の撮影は禁止だけど、廊下はok

屋上(確か、カフェもあったような気がする。。。)

収蔵作品は、有名なボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」や「プリマヴェーラ」。
他にも多数あるので、じっくり見て回るには1日は必要。
作品例
ボッティチェリ「春/プリマヴェーラ」
ボッティチェリ「ヴェーナスの誕生」
 
レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」
 
フィリッポ・リッピ「聖母子と二人の天使」
 
ラファエロ「びわの聖母」

◆予約
 個人でいく場合、事前予約がおすすめ。
 私の場合、ここで手配してもらった。
 http://www.amoitalia.com/museo/

◆開館
 8:15-18:50
 お休み:月曜日、1/1、5/1、12/25

◆入場料
  10ユーロ(予約料込、2011年)
  

2015年5月23日土曜日

イタリア>フィレンツェ>ストロッツィ宮殿(ルネッサンスの代表建築)

1489年に建築がはじまった、ストロッツィ家の依頼によるフィレンツェルネッサンスのパラッツォ建築。メディチ・リカルティ宮殿ととおに、ルネッサンスを代表する建物。16世紀前半に完成。
今は展示や見本市、ショーなどの催しに使われている。

特徴は、3面にある入口、上部2層が伝統的な2連窓なのと1階では飾りのない窓、内部には2層の回廊を持つ中庭。

10分程度で見学できるので、近くによったらちょっと覗いてみるだけでもよいかも。
(おススメ度★)

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外観



内部




◆開館
 催事のみ

◆入場料
 催事による。中庭までは無料。