2016年3月13日日曜日

イスラエル>エルサレム>嘆きの壁(壁しかないけど単なる壁ではない)

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教がそれぞれ聖地とするエルサレムは、4000年近い歴史がある。
まずはユダヤ教の聖地から。

嘆きの壁は、かつてのイスラエル王国の首都であったエルサレムの北側に建っていた「神殿の丘」が破壊された後に残った壁。
その神殿も、紀元前965年頃にソロモン王によって建てられた最初の神殿ではなく、紀元前20年頃にヘロデ王によって大改築された神殿だという。それが、紀元70年にローマ軍によって破壊されて、神殿を囲んでいた西の壁が残った。

この神殿の破壊と同時にユダヤ教徒はエルサレムへの立ち入りを禁じられ、以後2000年近く世界中に離散していた。ユダヤ教徒はこの壁に祖国の喪失を嘆き、祖国復興を祈ったので、「嘆きの壁」と呼ばれるようになった。

行ってみると、ただ壁だった。。。
ただ、多くのユダヤ教徒が何かつぶやきながら壁に頭をこすりつけている姿を見ると、観光気分で壁に近寄ることは不敬なように感じたので、写真も遠目で撮影。

(おススメ度★★、エルサレムの旧市街とその城壁として世界遺産登録)

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(壁の向こうに見えるのが岩のドーム)
(1995年10月時点)

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